三種町企画政策課は、今年3月に策定した「三種町地域脱炭素実行計画」に基づき、町内20施設への太陽光発電設備等導入に向けた調査業務の委託先をプロポーザルで公募。参加事業者からの企画提案書の提出を待ち、7月9日にプレゼンテーション審査を実施する予定。同月11日に事業者を選定する。履行期限は8年1月9日。導入に向け基本計画を今年度でまとめ、8年度以降、計画に沿って太陽光発電設備など再エネ設備の設置を進める。
地域脱炭素実行計画は、2050年カーボンニュートラルに向け、可能な対策を調査・検討したもの。期間は今年度から12年度まで。温室効果ガス排出量等の現状分析も踏まえ目標設定や施策などをまとめている。ソフト対策のほか、脱炭素化に向けたハード整備にも取り組む。再生可能エネルギー設備等の設置は、ハード整備のひとつとして公共施設の防災機能向上を目的に盛り込んでいる。
導入調査の対象は20施設。設置容量、設備利用率などを調査する。そのうえで優先順位の高い13施設を抽出して現地調査を行い、事業化に向け導入方針やスケジュールなどを検討、基本計画案を作成する。
提供:秋田建設工業新聞社