大阪市消防局は、高度専門教育訓練センターの移転建て替えに向けた基本設計業務の公募型プロポーザルを7月上旬に公告する見通しだ。8月上旬に1次審査(業務実績評価)、9月上旬にプレゼンテーションを含む2次審査(技術提案書評価)を行い、同月中旬に受託者を決定する。
同業務は、3月に策定した施設整備基本計画に基づき、導入機能や施設の規模と構造、整備スケジュールの検討、配置計画の作成、概算事業費の算出などを行う。納期は2027年3月。
激甚化する災害や社会環境の変化に対応した消防防災施設の整備を目指す。現有の訓練施設の更新に加え、大規模災害訓練場、風水害訓練場、常駐消防隊施設、防災用備蓄倉庫などを新たに整備。施設の規模は延べ約1万6000平方b程度を想定する。
工事場所は住之江区南港北2丁目。野鳥園臨港緑地(南港野鳥園)の東側に位置しており、現況は更地となっている。敷地面積は約4万平方b。
基本設計の完了後、27年度に実施設計を行う。28年度から建設工事に着手し、31年度中の運用開始を目指す。
施設整備基本計画策定業務は安井建築設計事務所(大阪市中央区)が担当。
提供:建通新聞社