学校法人秋田カトリック学園(秋田市土崎港南3−13−35、新立大輔理事長)は、能代カトリックこども園(能代市景林町15−18)の改築工事を今月上旬に指名、8月22日に開札する予定。幼稚園や保育園の改築等実績がある能代市内の建築A級を指名する。新園舎を現園舎北東側にある園庭に建設後、現園舎を解体し園庭を整備するもので、新園舎の完成は8年5月末となる見込み。同年6月から現園舎の解体と外構に着工し、同年9月の事業完了を目指す。
同こども園の組編成は0〜5歳児までで、現園舎は木造平屋建て、床面積837u。敷地内には園舎、園庭、教会などがある。新園舎は木造平屋一部2階建てで、延べ床面積945u規模で園庭に建設する。工事中は遊び場として付近の萩の台公園を活用する。
新園舎では、これまで通り1階に保育場所を配置。2階には会議室や更衣室などを設ける。設計は西方設計が担当した。建設地の園庭は現園舎の北東側にあるが、樹木が多いため伐採や遊具撤去から着手する。
当初は年度内の新園舎完成を目指していたが、補助金の内示が見込みより遅れたことから、適切な工期確保のため新園舎完成時期を8年5月末とした。同年6月から新園舎での保育を開始し、現園舎の解体と外構に着工。同年9月の事業完了を目指す。なお、敷地の北東側にある教会は改修せず、そのまま使用する。
秋田県内のカトリック教会を管轄する神言修道会は、教会の附属幼稚園としてそれぞれの地域で幼児教育を実施。昭和57年4月に設立した学校法人秋田カトリック学園は、これらの幼稚園(土崎カトリックこども園、鹿角カトリック幼稚園、大館カトリックこども園、能代カトリックこども園、本荘カトリックこども園)を同じ理念のもと、キリスト教的愛の精神を土台にした教育・保育活動を行っている。直近では本荘カトリックこども園の改築を4年に実施しており、築年数が経つ園舎の改築は能代カトリックこども園で最後となる。
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秋田建設工業新聞社