四国大学(徳島市応神町古川123ノ1)は、(仮称)四国大学デジタル創生館等建設工事施工者パートナー選定を公募型プロポーザル方式で行い、優先交渉権者に戸田建設大阪支店(大阪市北区)を特定した。戸田建設は今後、四国大学と協議し、県内建設業者1者か2者とJVを結成する。
6月18日に行われたプレゼンテーションには3者が参加した。審査では主に工期厳守と工事費の抑制が焦点となった。戸田建設の提案では実現可能な範囲で影響が小さい工期設定と主要部材の納入にかかる必要期間の提示や具体的な調達方法が評価された。工事費抑制については細かな減額の積み上げと学校関係の豊富な施工実績が評価された。
デジタル創生館は四国大学敷地内の多目的広場付近に建設する。規模は鉄筋コンクリート造・鉄骨造併用5階建て延べ約6500平方bで、新学部棟約3200平方bとアリーナ棟約3300bの2棟で構成。アリーナ部はドローンの演習などの他、入学式などの式典やスポーツ競技での使用を予定しており、バスケットボール1面とバレーボール2面を標準とする。工事参考価格は40億円(税込み)。
設計はmoon at.(徳島市)とナスカ一級建築士事務所(東京都新宿区)で構成するmoon at.+NASCA設計共同体が担当している。
今回のプロポーザルの次点は清水建設四国支店(高松市)だった。
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建通新聞社