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新建新聞社
2025/07/02

【長野】須坂消防 「小布施分署」外観などの設計変更

設完予定は11月末、着工26年3月
 須坂市消防本部は、JAながの小布施支所の北東側に移転新築する「小布施分署」の設計を見直している。地元意見を踏まえ、主に外観や外構部分の設計変更を行う。実施設計は11月末の完了を予定し、2026年3月の着工を目指す。
 5月1日時点の設計内容では、S造3階建て、延べ825u、軒高11.57m。施設外部に小布施ブラウンの色を取り入れて格子を壁面に設けるほか、内部のレイアウト変更、緊急車両の車庫の高さを調整、外構部には植栽を植える。
 施設内部は、1階に◇緊急車両倉庫◇出勤準備室◇緊急消毒室。2階に◇事務室◇仮眠室◇食堂。3階に消防団本部(会議室・研修室)―を設ける。実施設計は中野設計事務所(須坂市)が担当している。
 今後は、市12月補正予算案で工事費を計上する見通し。補正予算の可決を待って、発注準備に取り掛かり、26年3月の着工、27年3月末までの完成を目途に事業を進める。
 財源には緊急防災・減災事業債を活用する見込み。同事業債は25年度までの期限付きのため、25年度中に着工する必要がある。
  新分署の完成後、現施設(S造2階建て延べ230u)の解体を27年度以降に行う。跡地は駐車場として利用する考え。
 7月2日、大宮透小布施町長が記者会見で同事業について言及し、設計変更や整備スケジュールの内容を説明した。

提供:新建新聞社