美保テクノス(野津健市社長)と同社安全協力会の合同安全大会が1日、米子市久米町のANAクラウンプラザホテルであり、同社従業員、協力会員らが無事故・無災害に向け気持ちを新たにした=写真=。
開会に先立ち、大会委員長の野津社長は「労働災害との戦いに終わりはない。同僚や仲間への気配り、現場の状況への目配り、周辺の方への思いやりを持ってたゆまぬ努力の継続をお願いしたい」とあいさつ。
木下辰男協力会会長(木下建設社長)は「安全に関しては熟練も初心者もなく、すべての人が初心を忘れないことが大切だ」と呼び掛けた。
特別講演では、深松組(仙台市)の深松努社長が2011年の東日本大震災の際、900人以上が犠牲になった仙台市で、がれき処理作業や復興に奔走した経験を熱弁。
災害から得られた教訓を挙げ、@家族分の食料(1週間分)A車の燃料は常に満タンB家族との待ち合わせ場所の確認―の3点は最低限、すべての人に備えてほしいことだと訴えた。
大会ではこのほか、安全表彰者や安全スローガン・標語を披露。美保テクノスを代表し、土木部の岩ア啓介部長が大会宣言を行い、「安全第一を徹底し、無事故・無災害の達成に挑戦する」と誓った。
安全表彰を受けたのは次の皆さん。
▼美保テクノス社長賞=特研工業
▼安全協力会会長賞(協力会社職長)=安達謙二(安達大工)、原田雄二(神谷鉄筋)、寺島忠利(寺島事務所)、三上隆道(ミテック)、山口祥平(蒜山興業)
▼安全協力会会長賞(美保テクノス社員)=松本貴史(建築工事部)
▼安全衛生委員長賞(作業所)
※最優秀賞=令和4年度鍵掛峠道路第5橋下部工事
※優秀賞=浜坂別邸プロジェクト、令和5年度倉吉管内西部地区保守工事、境港昭和町バイオマス電源供給プロジェクト新築工事、児玉様別邸新築工事
日刊建設工業新聞