宇和島市は、小中学校体育館の空調設備を整備する。8月にも実施設計を委託し、2025年度末までに工事内容をまとめる予定。設計者の選定に当たっては、プロポーザルなども視野に入れている。
対象となる学校は、統廃合や体育館の改築などの可能性がある学校を除く計16校。同事業は、児童生徒の熱中症予防や避難所としての機能性向上を目指す目的があり、冷暖房機能付き空調設備を取り付ける。
今後は、中学校体育館は夏期休暇中など部活動で使用するため、小学校よりも先に着手する。26年4月にも工事を発注し、年度内に工事完了する見込み。小学校体育館は27、28年度の2カ年で整備を完了させる予定。
空調設備の整備に加え、29年度以降は建具の隙間解消などの断熱性確保対策にも取りかかり、32年度の整備完了を目指す。各施設に設置する空調設備の数は、立地や建物規模により異なるが1校当たり約10基前後となる見込み。
対象の小学校は、明倫小(文京町4ノ1)、宇和津小(妙典寺前乙640)、鶴島小(文京町2ノ1)、和霊小(伊吹町甲111)、住吉小(住吉町870ノ2)、天神小(丸穂字大土屋甲978)、三間小(三間町宮野下493)、岩松小(津島町岩松甲503)、下灘小(津島町鼡鳴135)、遊子小(遊子3624)、日振島小(日振島2069)の計11校。中学校は、城南中(文京町3ノ2)、城北中(和霊町1344ノ1)、城東中(新田町3ノ3ノ1)、三間中(三間町戸雁771)、津島中(津島町高田丙355)の計5校=表参照。
市は同事業について、6月補正予算に設計費7300万円を計上している。
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建通新聞社