五泉市は29日、粟島1番22号「総合会館大ホール大規模改修工事設計委託」を通常型指名競争入札で開札する。
総合会館は1988年(昭和63)に建設。老朽化が著しく、特に雨漏りが顕著な状況となっており、安全で安心して利用できるよう抜本的な改修工事を行うもの。また、市民のスポーツ活動をはじめ、芸術文化活動の拠点として施設の整備充実を図るとともに、快適な利用環境に努めていく。大ホールはRC造一部S造3階建て延べ9907・28平方メートル。アリーナ(バスケットボール5面、バレーボール5面、テニス5面、バドミントン20面)、ジョギングコース1周265メートル、固定観覧席591席などが完備され、年間約20万人がスポーツや、各種大会、イベントなどで利活用している。
業務内容は建築(意匠、構造、改修)、電気(電灯、電話配線、防災、放送、テレビ視聴、避雷針配線)および機械(給排水、消火、ガス、換気、空気調和)設備に係るもの。履行期限は240日間。
工事は、外部改修(建築)を26年度から27年度の2カ年継続とし、内部改修(建築、電気および機械設備)は28年度に行う。目標工事費は10億8000万円(税込)。当初、市では中ホールの大規模改修工事(設計は石動建築設計事務所)を予定していたが、施設の位置付けや利用度などから大ホールを優先することになった。