近江八幡市は、八幡共同浴場(いこいの湯)の新築を計画している。老朽化に伴い既設を隣接地に建て替えるもの。今年度中に設計を進め、来年度の工事(分離発注)を予定している。
現在の市立八幡町第一共同浴場(近江八幡市八幡町213番地〔敷地面積1077・19平方b〕)は、RC造平屋建、床面積276・42平方b。浴室、脱衣場、機械室、駐車場などを備える。1日の利用者数は約100人程度。
新たな共同浴場は、既設の南側(現況は駐車場)に建設する計画。建築場所は、近江八幡市八幡町213―2、216―1、216―5、217―3(敷地面積約500平方b)。伝統的風景ゾーンにあり、市の風景計画に適合し周辺景観に配慮した建物デザインとする。
施設規模は平屋建(構造未定)、床面積約250〜300平方b程度を想定。構造については、浴場という施設の特殊性と維持管理およびメンテナンス性、長寿命化の観点から比較検討し決定する。
浴室(男女)、脱衣室(男女)、休憩室、管理室(受付含む)、トイレ(男女+多目的)、機械室、玄関などを配置する。最繁時に見込まれる男女各15人程度の人数が問題なく利用できる想定で各室の面積および必要な洗い場の数や器具数にする。
隣接地にある現共同浴場の浴槽水は、近隣地で汲み上げている井水が給水源。今回、新築する施設の給水源についても既設井水利用と上水道利用も含めランニングコスト等の比較検討を行い給水方式を決定する。
浴場の給湯の熱源方式については、ガスや重油の燃焼系ボイラー方式や電気給湯方式等を比較検討して決める。
設計業務の受注者は、7月17日開札の一般競争入札で選定する。委託期間は契約締結日から2026年(令和8年)3月31日まで。
なお、既存施設の解体設計業務については、別途発注する予定。
提供:滋賀産業新聞