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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/07/08

【埼玉】さいたま市 日進浄水場・東部配水場の更新へ民間活力導入可能性調査

 さいたま市は「水道施設再構築計画」に基づき日進浄水場、東部配水場の更新に関する民間活力導入可能性調査を実施する。同計画では、2施設はどちらも現施設を全面更新する施設と位置付けている。2027年度にかけて事業手法を精査するとともに、それぞれ施設更新の基本計画を策定する予定。結果に応じて28年度以降に設計・施工に入る見通しだ。
 市は水道施設再構築計画を基に水道施設の統廃合や全面更新を推進している。全面更新に当たっては官民連携手法の導入調査を行う方向となっており、今回は2施設の調査と基本計画策定に取り掛かる。
 更新後の施設規模は未定だが、同計画では今後の水需要が減少する可能性を踏まえ、施設規模のダウンサイジングを基本路線とする。施設機能については現施設と同じ機能を確保する見通しだ。
 日進浄水場(北区日進町1−734)は水道水源を地下水とし、1960年に給水を開始した。配水能力は4400?/日で、主な規模は▽深井戸=口径300o×深度250m(2井)、口径350o×深度250m(1井)▽着水井=25?▽混和池=370?▽ろ水機=8000?/日(2基)▽配水池=1000?(2池)――。
 東部配水場(見沼区御蔵1567−1)の水道水源は県営大久保浄水場からの受水と地下水で、69年に給水を開始している。配水能力は7万1800?/日。主に深井戸(口径350o×深度300m=3井)、着水井(12?)、混和池(460?)、ろ水機(1万?/日=2基)、配水池(1万5000?、1万?、5000?)などを備える。
 直近の水道施設更新では、東浦和浄水場において2施設と同様に民間活力導入可能性調査を行った。財政効果を考えて、従来手法で更新を進める方向となっている。

提供:埼玉建設新聞