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建通新聞社(神奈川)
2025/07/07

【神奈川】横浜市の24年度工事 建築の不調が増加傾向

横浜市が2024年度に入・開札した工事に関する一般競争入札は2283件で、不調・不落率は8・98%だった。23年度と比べて1・41ポイント増。工種別では特に建築の不調件数が増え、18件増の37件となり不調率が21・89%(23年度比8・96ポイント増)に上昇した。建通新聞が独自に調査した。
 工種別に不調が起きた件数をみると、電気が49件(4件増、不調率25%)で最も多く、次いで機械器具設置が40件(7件増、不調率21・16%)、建築が37件(18件増、不調率21・89%)だった。
 不調率が30%と最も高かった消防施設については24年度の発注件数が10件と少なく、うち不調は3件。解体については、不調率が23年度比15・55ポイント上昇の21・43%となり、2桁増。発注した28件中6件が不調で、このうち4件は旧上瀬谷通信施設地区の土地区画整理事業に関する埋設物解体工事関連だった。
 建築に関しては、37件のうち応札者がゼロだった案件が約半数の19件を占めた。この他、応札者全者が最低制限価格を下回って不調に終わったのが12件。予定価格超過だったのが4件、辞退が1件、応札者が入札参加資格を満たしていなかった案件が1件あった。
 また、これらのほとんどの案件では予定価格を引き上げるなどして再入札を行った結果、落札者が決まった。

提供:建通新聞社