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北陸工業新聞社
2025/07/08

【石川】桜橋右岸河岸緑地の活用も/金沢市犀川周辺エリア魅力向上委/初会議開く/年度内に整備基本計画策定へ

 金沢市は7日、「犀川周辺エリア魅力向上整備基本計画検討委員会」の初会議を市役所第二本庁舎で開き、委員長に丸谷耕太氏(金沢大学融合研究域融合科学系准教授)を選ぶとともに、整備基本計画を年度内に取りまとめることを確認した。
 冒頭、新保博之副市長があいさつ。整備基本計画の対象範囲は「犀川大橋−桜橋間」の周辺道路や緑地等とし、回遊性の観点で周辺地域も含まれる。事務局側が犀川周辺エリアの現状(エリアの特性)、課題を説明した上で、方向性(案)として「犀川周辺エリアにおける回遊性の向上や新たな魅力の創出」を目指していくため、検討すべき視点として(1)「回遊性の向上」では犀川大橋周辺と桜橋周辺の賑わいの連続性、河川空間へのアクセス性の向上、(2)「新たな魅力の創出」ではエリアにふさわしい夜間景観のあり方、桜橋右岸下流緑地(敷地面積約787平方メートル)の活用、(3)「地域の安全安心」では防災・減災対応力の強化、昼も夜も安心してそぞろ歩ける歩行環境などが示された。委員からは「犀川大橋北詰付近の市道はとても狭く、対策を講じるべき」、「桜橋右岸下流緑地を充てるなど、何らかの拠点があると河川敷を使うきっかけになる」との意見が出された。
 なお、次回会議は今秋頃に開かれ、整備基本計画の骨子案を提示。第3回会議で同計画(案)を取りまとめ、年度内に策定予定となっている。

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