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鹿児島建設新聞
2025/07/09

【鹿児島】臨港道路の橋桁架設開始/鋼橋P3〜P4間から着手

 九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、臨港道路(鴨池中央港区線)の鋼製橋桁(6本)の架設工事を開始した。大型海上起重機船を使用して、約1カ月間かけ6回に分けて実施する。7日、重さ約530tもある1本目の施工となるP3〜P4間の設置を慎重に行った。

 当日は、まず橋桁への玉掛作業から開始。少しだけ吊り上げ地面と切り離し、起重機船により陸から離し高く吊り上げ海上運搬。繊細な作業により設置。吊具を外し固定解除、起重機船を作業ヤードがある旧南港に戻し係留。1日の作業を終えた。

 使用機械は、非航非旋回起重機船「大和」で700t吊り。橋桁諸元は鋼6径間連続合成細幅桁橋(P3〜P9間、長さ約500m、鋼重約2700t)。

 1桁当たり長さ約80m、桁幅約8m、桁高(厚み)約3m、重さ約530t(仮設物重量込み)。受注者はJFEエンジニヤリングと川田工業。橋梁部の主な未発注のうち、2025年度はP10とP11を予定。

 このほか、橋台(A1、A2)2基と上部工は起点側と終点側のPC橋2基で形式は3径間連続ラーメン箱桁がある。

 同事務所の西野智之副所長は「県民の期待も大きい。関係者と協力して30年度の供用を目指したい」と話した。
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