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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/07/09

【埼玉】久喜市 南栗橋近隣公園改修第2工区に1.4億円

 久喜市は、南栗橋近隣公園(南栗橋12−1)を対象に改修工事を行う。1〜4工区に分割して、本年度は第2工区を実施。月内に第2工区分の設計をまとめ、8月に一般競争入札を公告する。当初予算では第2工区に充てる工事費に1億4754万3000円を確保済み。本年度内に第2工区を終え、2026年度以降に第3〜4工区を整備する想定だ。
 東武日光線南栗橋駅の南西側に位置する同公園は、敷地面積約3万3092・77u、1999年に竣工。
 公園整備の全体計画では、主に「園路補修」「遊具新設」「親水施設補修」などを掲げる。公園利用を促進するため、大型親水施設(じゃぶじゃぶ池)を改修しつつ、健康遊具を設ける。さらに、利用者が居心地良く歩きたくなる街並みの形成に向けて遊歩道改修も見込み、中心市街地の魅力向上を狙う。
 当初の予定では、公園全体を3工区に分割する計画だった。しかし、第3工区整備によって、公園内の通路を妨げる懸念が生じたことから、第4工区を設けた。工事を分散することで動線を確保した格好だ。
 昨年度には、第1工区として公園北西側に野外ステージや健康遊具を新設した。さらにパーゴラやベンチなどの休憩施設を設置。本年度はこれに続き、第2工区として南西側に位置する親水施設を改修する。休憩施設設置も引き続き行う。
 今後の想定スケジュールとして、2026年度予定の第3工区では複合遊具の設置、27年度予定の第4工区においてはバーベキュー場およびデイキャンプ場の整備、公園に隣接した遊歩道改修などが挙げられる。
 設計においては、公園全体(23年度)と第1工区(24年度)および第2工区をいずれも坂田測量設計事務所(久喜市、電話0480−52−0340)が担った。第3および第4工区においても、それぞれ個別に設計を委託する見通しだ。
 同公園の改修は、産官学5者が連携して南栗橋8丁目周辺地区のまちづくりを進める「BRIDGELIFEPlatform構想」の一環として実施する。
 次世代のまちづくりを進める上で、市側が地区内の遊歩道改修や南栗橋近隣公園改修の設計・施工を行う計画。

提供:埼玉建設新聞