北陸地方整備局金沢河川国道事務所は、国道8号石川・福井県境部における牛ノ谷道路事業で計画する熊坂・牛ノ谷トンネルの詳細設計と橋梁2本の予備設計を7月にも簡易公募型競争入札方式により公告し、第2四半期に開札するスケジュールだ。
同計画は2車線となっている国道8号加賀市熊坂町〜福井県あわら市笹岡間について金沢河川国道事務所が牛ノ谷道路事業、近畿地方整備局福井河川国道事務所が金津道路事業として現道の海側(西側)に延長約9キロの4車線道路を新設する。このうち金沢河川国道事務所の「牛ノ谷道路事業」は約2・5キロのトンネルを含めた4・6キロ区間(加賀市熊坂町〜福井県あわら市牛ノ谷)。新トンネルはJR北陸本線の熊坂トンネルの上部を抜くルートで、予備設計を大日本ダイヤコンサルタントが担当している。
概要は「令和7年度牛ノ谷道路熊坂・牛ノ谷トンネル詳細設計業務」がトンネル詳細設計で履行期間約10カ月、「令和7年度牛ノ谷道路橋梁予備設計業務」が現地踏査、橋梁予備設計2橋などで履行期間約10カ月。
事務所では、このほか「令和7・8年度牛ノ谷道路環境調査業務」を7月にも、「令和7・8年度牛ノ谷道路水文環境調査業務」を9月にも簡易公募型競争入札でそれぞれ公告する。