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建設経済新聞社
2025/07/09

【京都】府営水道の城陽市第2分水施設 管路第1及び第3工区設計に着手

 京都府は、府営水道送水管路更新・耐震化等事業について、木津浄水場系統の更新・耐震化を集中的に行うため設計等を進める一方、城陽市第2分水施設の整備で添架管工事と設計を進める。
 府営水道の送水管路の耐震化率は47%で、設置年度が古い箇所から計画的に更新し、耐震性がある管への布設替えを進めている。
 送水管路更新は、▽宇治浄水場系統・管路延長(約9q)▽木津浄水場系統・管路延長(約8q)で、更新に併せて耐震化を進める。
 令和6年度までに宇治浄水場系統送水管路更新を実施。
 令和7年度は、木津浄水場系統送水管路更新(設計等)他を行う。
 また城陽市第2分水施設の整備を計画。添架管工事を進めるとともに、設計に着手する。
 城陽市の東部丘陵地では、民間企業によるアウトレットや次世代物流拠点などの工事・計画が進められており、城陽市から東部丘陵地の開発に伴う第2分水施設の整備要望があり、府は開発計画に合わせて整備に乗り出すこととした。
 城陽市第2分水施設は、府営水道送水管(宇治・木津連絡管)から分岐し、山城大橋を経由して分水管を布設し、城陽市南部の山城青谷地域に設置する計画。主な整備内容は分水管路(口径300o、延長約3q、山城大橋添架、開削、推進)、分水施設を予定。
 府営水道事務所は5月30日開札で関連業務4件の担当業者を決めた。
 城陽第2分水水道事業建設管路第1工区設計は建設技術研究所、第1工区測量はキンキ地質センターに決定、同第3工区設計は吹上技研コンサルタント、同第3工区測量は牧草総合設計に決定した。
 第1工区設計の主な業務内容は、新設詳細設計(呼び径300o)760m、小口径推進(φ300(φ400))1ヵ所(10m)、道路詳細設計(B)140mなど。計画地はJR山城青谷駅南西側の城陽市奈島。
 第3工区設計の主な業務内容は、新設詳細設計(呼び径300o)560m、小口径推進(φ300(φ400))1ヵ所(55m)、布設替詳細設計(φ75)200mなど。計画地はJR山城青谷駅東側の城陽市市辺。それぞれ履行期間は250日。