竜王町は、福祉ステーションの改修を計画している。現在、公民館内にある発達支援センターを、同ステーションに移転させて利便性の向上を図るもの。8月にも指名競争入札(建築一式)で工事発注する見通しだ。
竜王町福祉ステーション(同町小口4―1)の建物はRC造2階建、延421・3平方b規模(2000年度〔平成12年度〕建築)。1階に町役場の福祉課(地域包括支援センター・介護予防支援事業所)、2階には社会福祉法人・竜王町社会福祉協議会(社協)が入居している。
役場施設の集約化に伴い、福祉課は庁舎本館1階に、社協は竜王町保健センター1階に移転する(福祉ステーション内での業務は、福祉課が7月25日まで、社協が8月29日まで)。福祉課は7月28日から、社協は9月1日から、移転先で業務を開始する予定。
その後、福祉ステーションに、竜王町ふれあい相談発達支援センター機能を収容するため、今回の内部改修を計画。竜王町公民館3階にある同センターを移転する。現在より低層階となるため、利用者が来所しやすくなる。
福祉ステーションの1階に、竜王町子ども療育事業所「たっぴー」、2階には、幼児から小学生までを対象に、ことばや発達に関する相談・指導を行う『ことばの教室』や、高校生から30歳位までの人を対象に、自立した生活や就労に関する相談・支援を行う『自立支援ルーム』などを配置する。
子どもたちや保護者がより快適に療育事業を受け、子どもたちの成長をともに育んでいくことを目的に、安全面や環境面、衛生面で、より配慮した環境を整備するため、福祉ステーションを改修し移転する。
工期は6ヵ月間を見込む。26年度(令和8年度)の移転・開所を目指す。
設計業務は、込山建築設計事務所(近江八幡市)が担当した。
町の25年度(令和7年度)当初予算には、福祉ステーション改修工事7507万円、改修工事監理業務295万円などを盛り込んでいる。
提供:滋賀産業新聞