羽咋郡市広域圏事務組合は10日までに、「羽咋消防本部・羽咋消防署新庁舎建設基本計画策定業務」を計画情報研究所に委託した。羽咋市中央町の現敷地が狭いため、面積を確保でき、各方面へのアクセスに優れた建設用地を新たに選定、施設規模や整備スケジュールなどをまとめる。
6月26日に同業務の指名競争入札が行われ、落札金額は560万円だった。履行期限は来年1月30日。
現庁舎はRC造3階建て延べ1420・62平方メートルで、1974年に建設された。羽咋市役所に隣接する国道249号の中央町南交差点角地に位置し、各方面へのアクセスが容易な半面、敷地面積が2130・83平方メートルと狭く訓練塔が整備されていない。
このため組合は、老朽化や狭あい化を改善し、地震や豪雨など大規模災害に対応した防災拠点となる新庁舎を別の場所で建設することにした。
72年完成の宝達志水消防署(宝達志水町敷浪)も老朽化しており、今後建て替えが計画されている。庁舎はRC造2階建て延べ500・54平方メートル。