越谷市は川柳地区センター・公民館建設に向けて、基本・実施設計に取り掛かる。すでに基本・実施設計共に東武建築企画(越谷市、電話048−965−4311)が受注済み。設計の履行期間は2027年2月までとなる。現時点で工期は27年6月から28年12月までを想定。建設地は老人福祉センターひのき荘(川柳町2−507−1)の敷地を利用する方針。
新公民館建設は、現況の川柳地区センター・公民館(川柳町2−485)が旧耐震基準であることや、老朽化していることを受けて行うもの。
老人福祉センターひのき荘の敷地を敷地分割して、ひのき荘南側約2500uを建設地として計画する。複数の施設を集約することで、利用者の利便性向上を狙う格好だ。
新公民館は、延べ床面積1600u程度の規模を想定。建物構造や階数は検討中で、建築・電気・機械工事に加えて外構工事も併せて設計をまとめる。本体工事以外では、地域倉庫や防災備蓄倉庫などの建設も計画する。外構工事では駐車場整備を見込み、駐車台数や配置などを固める。
本年度当初予算において、川柳地区センター・公民館整備事業として、限度額1億1400万円を25年度から26年度の債務負担行為に設定済み。
現況公民館は1975年に建設。新公民館建設後は、地域住民からの意見を募り、土地の活用も含めて計画を具体化させる方針だ。
提供:埼玉建設新聞