入札方式や参加要件など諸条件一切変えず
諏訪市は、7月10日開札で不落となった「令和7・8・9年度諏訪市文化センター大規模改修工事(建築主体工事)」について、入札方式や参加要件など諸条件を一切変更せず、早ければ7月14日の再度公告を目指す意向だ。
市担当課によると、開札当日に参加した7者は、スワテック建設、岡谷組、六協、渋崎建設、小林工務店、春間工務店、小泉建築。いずれも応札額が予定価格を超過したため、不落となっていた。
文化センターの建設を巡っては、大規模改修工事を◇建築工事◇電気設備工事◇機械設備工事◇エネルギー棟工事◇外構整備◇その他工事(吊物等)―の6工種に区分し、分離発注で整備を計画。総事業費39億4000万円を投じて、2027年度下期の供用開始を予定している。
今回の建築工事では、25年度に壁の耐震補強、公民館仮設電源工事、アスベスト含有建材撤去などを行い、26年度に大屋根の耐震補強や葺き替え、各室内装改修、27年度にエレベーター設置や中庭整備を実施する、3カ年の工期で設定されている。
前回公告時の概要は次のとおり。
【案件概要】
工事名称=令和7・8・9年度諏訪市文化センター大規模改修工事(建築主体工事)
工事箇所=諏訪市湖岸通り5−12−18
工事概要=RC造3階建て、延べ3685.14uの建築工事一式(設備包含)
工期=契約日〜2027年9月30日※週休2日工事(発注者指定型)
低入札価格調査制度=設定あり
設計担当=アロー設計・三友ファシリティーズデザイン設計共同体
提供:新建新聞社