政府が創設の準備を進めている防災庁について、秩父地域の1市4町が、同地域に誘致したいとして、埼玉県に協力を求める要望書を提出した。本庄市など県北地域でも誘致に向けて動き出しており、県内での誘致合戦が熱を帯びそうだ。
誘致に乗り出したのは、秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町。
要望書は3日、清野和彦・秩父市長や富田能成・横瀬町長らが県庁を訪問し、堀光敦史副知事に対して手渡した。
秩父地域の特性を生かして防災庁の誘致ができるよう国や県に働きかけていくという。
清野・秩父市長は、自身のブログで、秩父地域の特性として、強固な地盤が広がり地震発生時に揺れにくいほか、荒川の最上流域に位置しているため、河川が低い位置を流れ、河川の氾濫リスクが低いことなどを挙げている。
提供:埼玉建設新聞