公立大学法人国際教養大学は、管理棟の建て替えに関し、現管理棟・ファカルティ棟・感染症対策隔離施設の解体跡地で新管理棟の建設と駐車場整備を行うため、測量調査を公告。29日に開札する。10月以降は設計(基本設計、ZEB化コンサルティング、実施設計)と地盤調査をそれぞれ公告。来年度に感染症対策隔離施設を解体し、9・10年度の2カ年で新管理棟新築を進める。11年度に現管理棟・ファカルティ棟の解体と駐車場整備を行う。
同大学では、老朽化が進む管理棟などの施設や活用予定のない施設があることから、建て替えや大規模改修、解体を計画。敷地北東側で感染症対策隔離施設(旧ユニバーサルヴィレッジA〜H棟、S2F計2,144u)を解体し、跡地に新管理棟、A棟(現管理棟、RC4F3,885u)、F棟(ファカルティ棟、RC1F672u)の跡地に駐車場を整備する予定。
新管理棟は延べ床面積約5,500uで、現管理棟の機能(学長室、教員オフィス、事務局)、学生会館内の事務局のほか、現管理棟・講義棟・ファカルティ棟に分散している研究室を集約させる。
来年度は感染症対策隔離施設を解体。9〜10年度に新管理棟を新築し、11年度にA棟とF棟を解体する。工事費は約40億円(新管理建設34.8億円、解体4.2億円)。
事業ではこのほか、B棟(講義棟、RC3F1,952u)、C棟(講義棟、RC3F1,708u)、F棟(学生会館、RC2F1,973u)の大規模改修も計画。内部の研究室などが新管理棟に移設されることや、老朽化も進んでいることを踏まえ、11年度以降に整備内容を検討する。
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秋田建設工業新聞社