日野町はこのほど、新こども園整備に係る「日野町認定こども園整備基本構想案」を策定した。所管の同町子ども支援課では、同案に対しパブリックコメントを実施(期間は、8月8日まで)し、正式決定する。
今年3月に策定した「日野町幼児教育保育施設再編整備計画」に基づき、28年度(令和10年度)を目処に既存の公立保育所2園、幼稚園4園、こども園1園を認定こども園3園へと再編整備する方針を示した中、整備後の認定こども園3園となる保育所こばと園、桜谷こども園及び新たに整備する新こども園の3園となることから、今回は新こども園の基本構想を策定することとした。
新こども園の整備予定地については、同町に設置されている幼児教育保育施設の実態を踏まえまとまった土地1万平方b以上を条件に、町内6ヵ所を候補地として検討し安全性・利便性・交流性・周辺環境をもとに日野町役場隣接地を選定。新園舎の規模は約3200平方b、受け入れ可能園児数は約280名を想定している。今後の整備スケジュールは、今年度に用地買収・測量、基本設計を進め、26年度(令和8年度)に詳細設計、27年度(令和9年度)から工事着手、28年度(令和10年度)4月の開園を目指す考えで事業を展開していく。
同町はこれまでに、子ども・子育て支援事業計画を15年(平成27年)3月に策定し、子育て施策を推進してきたが、町内での0歳から5歳までの就学前児童数が大幅に減少していることや、保育ニーズの変化、年々増加傾向にある待機児童数の解消等への対応、さらに各園舎の老朽化が進んでいることから、幼保施設の再編整備が必要であるとしより良い教育環境の提供を図っていく。
提供:滋賀産業新聞