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建通新聞社四国
2025/07/15

【香川】香川県 ふじみ園の在り方検討へ

 香川県は、県立の障害(児)者支援施設のうち、施設の老朽化が進むふじみ園の在り方を検討する。県は3月に「県立障害者支援施設のあり方について(知的障害者施設)」の報告書をまとめた。これを元に、同園が果たす役割を踏まえ、必要に応じて建て替えや大規模改修といったハード面の施策を協議する方針だ。
 7月5日に開かれた香川県議会で、川池秀文氏(自民党)からの質問に、池田豊人知事が答えた。
 ふじみ園は1979年に建設された。敷地面積は6万5011平方b。所在地は丸亀市飯山町東坂元3667。敷地内には、管理棟、更正居住棟、サービス棟、授産居住棟、体育館などがある。全施設の総延べ床面積は8160平方b。これまで、局所的な改修は行ってきたが、老朽化によって居住・就業環境が悪化している。
 同園は施設入所支援に加えて、生活介護や就労継続支援B型を行う他、県内で唯一の知的障害のある人向けの福祉ホームとしての機能を持つ。相談支援事業所や障害児等療育支援事業所も運営しており、西部圏域(旧西讃・中讃圏域)での中心的なポジションを担ってきた。
 この他、公立の支援施設として、本人や他人への影響をおよぼす強度行動障害などの対応を進めてきた。高度な専門性を有する支援を継続することで、西部圏域での福祉のセーフィティネットとしての役割が求められている。

提供:建通新聞社