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秋田建設工業新聞社
2025/07/15

【秋田】能代市の公共下水道事業/着工に向けた浜浅内と長崎分区の実施設計を25日に開札

 能代市下水道課は、能代市公共下水道事業(能代処理区汚水管渠整備)に関し、浜浅内分区1件と長崎分区2件の実施設計をそれぞれ25日に開札する。このうち浜浅内分区は、今年3月に変更した計画に基づき9.8haを整備するもの。農業集落排水を廃止し、公共下水道に接続する管路を新設。管路の計画延長は2,406mのルートを計画しているが、国道7号を横断することから国との協議を進め、実施設計で詳細な延長を詰める。両分区とも設計箇所には8年度以降に着工する。

 能代市公共下水道事業の全体計画は、1,764.5haを対象に19年度までに管渠敷設を行うもの。推進中の事業では1,358.7haを13年度までに整備する計画で、内訳は向能代分区226.3ha(全体計画465.7ha)、浜通分区18.6ha(同18.6ha)、浜浅内分区9.8ha(同9.8ha)、長崎分区439.3ha(同440ha)、東能代第一分区199.1ha(同318.1ha)、東能代第二分区0ha(同46.7ha)、港町分区223ha(同223ha)、中川原分区68ha(同68ha)、出戸分区174.6ha(同174.6ha)となっている。

 このうち浜通、港町、出戸、中川原分区は整備が完了。現在は長崎、向能代、東能代第一、浜浅内の4分区で事業を進めている。東能代第二分区は未着手区域となっており、東能代第一の整備完了後に着手する。

 工事では今年度、長崎分区で約6.57ha(汚水技線工事7A−3、7A−4)、向能代分区で約6.33ha(第九幹線外技線工事7A−1、7A−2)、東能代第一分区で約1.48ha(汚水技線工事7A−8)を発注済み。

 業務では、浜浅内分区の8年度着工に向けた実施設計を25日に開札。測量は東亜測量設計と共和技研、地質調査を東邦技術で進めている。工事完了まで少なくとも2カ年はかかる見通しで、10年度中の接続を目指す。

 長崎分区は8年度以降の着工に向けた実施設計2件(管路延長1,600〜1,800m、同1,200〜1,400m)を25日に開札。今年度はこのほか、測量を北部測量設計と創和技術、地質調査を千秋ボーリングに委託している。

提供:秋田建設工業新聞社