大阪市が2024年度(24年4月1日〜25年3月31日)に開札した工事を対象に、落札額ランキングをまとめた(随意契約を含む)。JV受注を除く企業別のトップはメタウォーター(大阪市北区)の64億1000万円。ランキングの上位は、上下水道施設の設備工事と市営住宅や学校の建設・増築工事を受注した企業が中心となった。
メタウォーターは3件の総額で、「住之江下水処理場雨水滞水池設備工事(その1−2)」を31億円、「柴島浄水場下系オゾン設備改良工事」を19億円、「放出下水処理場外1か所沈澄池外設備工事(その2)」を14億1000万円でそれぞれ落札した。
「もと住吉市民病院跡地に整備する新病院他建設機械設備工事−4」を60億5000万円で落札したダイダン(大阪市西区)が全体の2位。衛生設備、自動制御設備、空調設備、ごみ処理設備、換気設備などの各工事を一括して行う大型案件で、工期は2026年12月28日。
JV受注では、「端建蔵橋架替工事−3」を54億4000万円で落札した大成・寄神JVが全体の3位、「鶴町第6住宅2号館建設工事」(土木)を52億6000万円で落札した大鉄工業・中道組JVが全体の4位となった。
工種別に見ると、建築では「東淡路住宅3号館建設工事」など4件を受注したシマ(大阪市浪速区)が52億0300万円でトップ。2位は西野建設工業(大阪市平野区)の40億1400万円、3位は矢野建設(大阪市中央区)の24億2088万9000円となった。
土木では、「大阪港内底質除去工事(木津川運河)(その4)」など2件を担当した寄隆建設(大阪市港区)が68億4970万円でトップ。2位は旭工建(大阪市中央区)、3位はみらい建設工業(大阪市北区)だった。
この他、電気は中央電設(大阪市福島区)が20億円、舗装は東豊建設(大阪市鶴見区)が3億4835万5000円、下水道はミザック(大阪市北区)が7億8696万4000円、造園は繁緑園(大阪市平野区)が2億6617万7000円でそれぞれ落札総額の1位となった。
また、落札者が決まらなった(不調または取りやめとなった)工事は74件あった。
※ランキング表1〜100位を電子版に掲載
提供:建通新聞社