宮城県はWTO対象工事の「県民会館・NPOプラザ複合施設新築電気工事」「同空調工事」「同衛生工事」の3件を6月10日に開札し、それぞれユアテック・日本電設工業JV、高砂熱学工業、中央管工業が落札した。
電気は同JVのみが参加し、1落の42億0200万円、総合評点は67・18(価格点55・18+価格以外の評価点12)。予定価格は42億0200万円、調査基準価格は38億6584万円だった。
空調は高砂熱学工業が1落の46億0552万円、総合評点82・25(価格点70+価格以外の評価点12・25)。入札には同社のほか三建設備工業、朝日工業社、ダイダンが参加し、新日本空調は辞退した。予定価格は50億0600万円、調査基準価格は46億0552万円だった。
衛生は中央管工業のみが参加し、1落の29億7800万円、総合評点61・18(価格点55・18+価格以外の評価点6)。予定価格は29億7800万円、調査基準価格は27億3976万円だった。
建設場所は仙台市宮城野区宮城野2の301の1の一部地内で、都市計画道路・元寺小路福室線沿いとなる仙台医療センター跡地の約5万3200平方b。基本・実施設計は石本建築事務所が担当した。
施設規模は、複合施設棟が基礎免震構造を採用するSRC一部RCおよびS造地下1階地上4階建て、延べ3万1996平方b。このほか屋外便所棟、屋外通路棟、駐車場通路棟など。工期は3件ともに2028年11月30日まで。
なお、建築は鹿島・橋本店・阿部和工務店JV、舞台設備は三精テクノロジーズが担当する。
提供:建設新聞社