熊本県は、県民総合運動公園に1000台規模の駐車場を新設する計画だ。駐車場不足の解消や交通混雑の緩和を図るもので、面積は約3・5fを想定。造成や調整池などの整備に取り組む考えで、現在、測量設計と用地測量を進めている。
運動公園は、広域スポーツ・レクリエーション拠点として、県内最大規模の運動施設を有し、様々な用途で県民に利用されている。現在は約3400台分の駐車場で対応しているが、大規模なイベント開催時は、臨時駐車場を確保し運用するものの、駐車可能台数が不足し、周辺道路で渋滞が頻発している。
このため周辺交通への影響が最も少ない位置に1000台規模の常設駐車場を新設する。具体的な場所は東区平山町で、国体道路東西線を挟んだパークドーム向かい側の農地。駐車場のほかに調整池、東西線を跨ぐ連絡通路の整備も計画している。
委託した業務では、現地形や周辺状況を把握するための測量を実施。測量成果に基づき道路・交差点、調整池の詳細設計を行い、基礎資料を作成する。用地測量は3万4700平方bに取り組む。履行期限は用地測量が12月17日、測量設計が2026年3月19日。業務はいずれも水野建設コンサルタントが担当する。
今後は、連絡通路の予備設計、道路等の詳細設計業務の発注を予定している。工事は用地取得が順調に進めば、一部発注したいとする。
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