新潟県新発田地域振興局農村整備部は16日までに、県営かんがい排水事業と併せ行う農地防災排水事業における阿賀野川右岸地区の路線別実施事業費をまとめた。
内容は次の通り(施設名、総事業費、2024年度までの事業費、進ちょく率−の順、24年度補正予算除く)。
【1期地区】
▽塚田川 21億3506万円 18億5355万3000円 87%
▽奥右衛門川排水路 39億9853万2000円 10億8707万円 27%
▽万十郎川排水路 26億4142万3000円 2億2336万7000円 8%
▽万十郎川排水機場 27億4298万5000円 26億4265万円 96%
【第2地区】
▽吹切川排水路 22億7400万円 20億8634万円 92%
【第3地区】
▽旧小里川排水路 16億680万6000円 14億7514万2000円 92%
▽関屋大川排水路 4億6949万円 ゼロ ゼロ
▽関屋大川排水機場 11億6701万円 7575万2000円 6%
▽福島潟2号排水機場 9億7621万3000円 9億1088万1000円 93%
▽放水路右岸排水機場 7億5748万1000円 4740万5000円 6%
計画によると、1期(総事業費115億1800万円)が09年度から27年度、2期(同22億7400万円)が12年度から25年度、3期(同49億7700万円)は14年度から28年度までで、総事業費187億6900万円のうち、24年度までに事業費104億216万円を投じた(事業費ベースの進ちょく率55%)。内訳は1期が58億664万円(同50%)、2期は20億8634万円(同92%)、3期は25億918万円(同50%)。
主要工事は新井郷川排水機場1カ所および長浦岡方排水機場1カ所、大沼排水機場1カ所を改修するほか、駒林川L=8710メートル、旧小里川L=2500メートル、内沼排水路L=610メートル、福島潟承水路L=2340メートルの排水路を改修する。なお、26年度以降に第3地区の整備を推進する。関屋大川排水路および関屋大川排水機場については、地質調査や測量を行っているが未着工という。