トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2025/07/17

【神奈川】横浜市 鶴ケ峰駅周辺、まちづくりの方向性を検討

横浜市都市整備局は、鶴ケ峰駅周辺に関するまちづくりプランの作成と、市有地などの活用に備えた事業スキームの検討を進める。プラン作成に向けた調査・委託業務を山手総合計画研究所(横浜市中区)に委託。公募型プロポーザル方式で特定した。市有地などの検討については条件付き一般競争入札で委託先を決める予定。相鉄本線の連続立体交差化や市街地再開発をはじめ、複数の事業が具体化してきた状況を踏まえ、関係者との協議や都市計画手続きなどの際に必要となる基本的な方向性を整理する。
 まちづくりプランの検討対象は主に旭区鶴ケ峰2丁目で、鶴ケ峰駅を中心として旭区総合庁舎なども含めた範囲。
 鶴ケ峰駅については連続立体交差事業として地下化する方針で工事が進んでいる。2024年3月には北口側で市街地再開発準備組合が設立。相鉄の連続立体交差化が完了する33年度末を目指して開発を進める予定となっている。 
 これらの計画を踏まえて広域的なまちづくりのグランドデザインを描き、それぞれの事業の整合性を図りたい考え。未整備となっている都市計画道路・坂本鶴ケ峰線(水道道の拡幅)の検討状況や、先行して再開発が完了した駅南側との連携、歩行者動線といった視点も盛り込んでプランの素案を練る。
 プロポーザルの次点はオオバ横浜支店(横浜市中区)だった。
 市有地などの活用に向けては、連立事業の工事ヤードとして使っている市営住宅の跡地を中心に検討。駅周辺で一体的なまちづくりを進めるための事業手法を具体化する。条件付き一般競争入札を7月23日に開札して委託先を決める。
 いずれの業務も履行期限は26年3月16日。

提供:建通新聞社