福井県土木研鑽協会(幸道隆治会長)の2025年度通常総会は11日、福井市大手3丁目の福井県繊協ビルで開催され、24年度の事業報告・決算および25年度の事業計画・予算案などを審議の上、すべて原案通り了承した。
幸道会長は冒頭のあいさつで「自然災害やインフラの老朽化への対策など、国土強靭化に向け公共事業はますます重要。協会としてはもちろん、会員のみなさんにも、ぜひ公共事業の必要性を広めていただきたい」と呼びかけた。
続いて来賓の鷲頭美央副知事、顧問を務める福井県建設業協会山本厚会長らが祝辞を述べた。
24年度は、吉野瀬川ダムの現場見学会や、機関誌「けんさん」第46号の配布などを行った。
25年度も継続し、機関誌「けんさん」第47号の発行や、県内の現場見学会などを予定。
また総会後には、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の藤田若菜主査(文化財調査員)による講演「戦国大名朝倉氏の土木技術」〜発掘成果にみる城下町づくりの戦略と知略〜を聴いた。