秩父市は、市営大畑北住宅(大畑町4ー45)のA棟で火災復旧工事を計画している。2024年3月に起きた火災で全焼した1階の1部屋を改修する。26年度の年度明け早々に発注したい考え。
同住宅はA、B、C棟の3棟があり、同市では比較的大規模な団地。A棟はRC造5階建てで1995年に建築された。
火災のあった1階の1部屋は3DKで面積約70u。間取りは洋室が1室、和室2室のほか、ダイニングキッチンやトイレ、浴室などがある。バルコニーもある。
すでに設計は江田設計(秩父市、電話0494−24ー2408)が担当。2025年11月末までに手掛けている。
同市は25年秋口ごろにには概算費の見積もりができるとみて、26年度当初予算で事業費を確保したい考え。同市建築住宅課は「年度明けのなるべく早めに発注したい」と説明。一般競争入札か指名競争かは検討中だ。
火災時に入居者はいたが、無事だった。他の部屋への延焼はなく、外壁部分が焦げるなどの被害にとどまったという。ただ、内装の全面的な復旧のほか、台所設備などの機器の導入が必要になる被害だったという。
当時の入居者はすでに転居しており、工事が完了次第、入居の募集を行う計画。そのため、「なるべく早くに完工させたい」(同市建築住宅課)とする。
提供:埼玉建設新聞