桶川市は日出谷地区公共施設等整備支援業務の委託に向けて、過年度にまとめた基礎調査結果概要資料を公表した。整備予定地(約8800u)に地域交流・生涯学習・子育て支援の機能を持つ公共施設と、相互に相乗効果を発揮する民間機能を設ける計画。本年度内に導入可能性調査、26年度に事業者募集を行い、27〜29年度を設計・建設期間に充てる見通しだ。
旧分庁舎・旧西部区画整理推進事務所・バス駐車場や休憩施設などが立地する上日出谷南3−4−2が整備予定地。約2600uの施設面積を持つ公共施設と、日常の生活利便性を向上させる民間施設をイメージする。
公共施設機能は、検討段階では▽エントランスホール▽多目的室▽調理室▽子ども発達相談支援センター▽体育室▽軽体育室▽音楽室▽会議室▽児童館▽屋上ひろば――などを想定していた。
官民連携による事業実施を想定しており、民間活力導入可能性調査で最適な手法を固める。現段階では公共施設と民間施設ともに設計・建設・維持管理・運営を民間側が担うが、子ども発達相談支援センター(子育て支援機能)のみ市側が運営する考え。民間事業者の意向調査を通じて官民の事業範囲を整理する。
整備支援業務委託者はプロポーザル方式で選定する。9月中旬をめどに契約締結し、2027年3月末までを履行期間とする予定だ。
提供:埼玉建設新聞