福島市は、市道鎌田笹谷線・鎌田大橋の架け替えに向け現在、詳細設計を進めている。2026年度以降、設計を基に左右岸の整備用地の取得を進める予定で、早期の着工を目指す。
同橋は橋長370.8m、幅員8mの鋼7径間単純合成桁橋。1972年に架設した。老朽化対策や狭あいな歩道の安全性向上のため、現橋の下流側に同形式、同径間で架け替える。歩道は両側から片側に変更し、幅員を広げる。供用開始後に現橋を撤去する。
2024年度に架け替えの詳細設計を八千代エンジニヤリングに委託した。当初の履行期限は24年度末としていたが、河川管理者の国と協議の上、修正を加えながら設計を進めるため、今年度末までに期限を延長した。
詳細設計では工程も検討する。用地取得が関係しない橋中央部の下部工から着工し、用地取得と並行して工事を進めるなど、事業期間短縮のための方法を探る。
(提供:福島建設工業新聞社)