京都府は、京都市西京区嵐山宮ノ北町の急傾斜地崩壊対策事業について、府公共事業評価の実施要綱に基づき、再評価委員会への資料をまとめる。
嵐山宮ノ北急傾斜地崩壊対策事業として、令和5年度の新規事業化した。
新規事業化時の事前評価調書によると、嵐山宮ノ北地区は、京都市西京区北東部に位置し、人家128戸、市道を保全対象とする急傾斜地。近年多発する局所的な集中豪雨や、台風による大雨等により、がけ崩れによる土砂災害の発生が懸念されることから、土砂災害対策工事を行う。
整備内容は土砂防護柵工L630m、法面工A1600u。全体事業費は9億5000万円。
環境負荷軽減・コスト縮減策は、▽土砂防護柵工や法面工を効率的に配置し、施設規模を抑制することで、地形の改変を最小限に抑え、自然環境への負荷軽減に努める▽現地発生土を他工事に積極的に流用調整することで他工事を含めた総事業費のコスト縮減を図る。