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滋賀産業新聞
2025/07/23

【滋賀】滋賀労働局・建災防県支部 安全パトロールを実施

 滋賀労働局(多和田治彦局長)と、建設業労働災害防止協会(建災防)滋賀県支部(奥田克実支部長)は、2025年度(令和7年度)建設工事現場の安全パトロールを18日、椛コ田製作所が発注の守山新事業所を新築施工中の樺|中工務店京都支店の元請事業場(遠藤智昭作業所長)で実施。建設業労働災害防止強化週間(7月20日〜26日)に合わせ、作業現場の安全意識の高揚を図るため、滋賀労働局長と建災防滋賀県支部長の“ツー・トップ”が自ら、現場での取組状況を視察した。
 対象現場は「椛コ田製作所(仮称)守山新事業所拠点整備事業」。JR守山駅東口至近の守山市浮気町300−14(敷地面積9966・77平方b)に、S造(柱CFT・免震構造)18階建(塔屋2階)、延6万4580・24平方b(建築面積6566・81平方b)の研究所(守山イノベーションセンター)が建設中。外壁はPCa(L字庇)、ACW、日射制御ルーバー、ECP仕上げ。設計・施工(建築)は樺|中工務店(空調・給排水は高砂熱学工業梶A電気は東邦電気産業梶j。工事の進捗率(7月中旬見込み)は約43・5%(工期…昨年3月15日〜来年12月15日〔33ヵ月〕)。
 パトロール参加者は、滋賀労働局から多和田治彦局長、労働基準部健康安全課の枡谷佳幸課長、市田義彦地方産業安全専門官、監督課の越後智貴労働基準監督官、大津労働基準監督署の吉村賢一署長、東近江労働基準監督署の堤光翼労働基準監督官、建災防滋賀県支部から奥田克実支部長、坂雄三専務理事、石井翔主事。多和田局長は訓話の中で、県内で依然として高い水準で推移している建設業の「墜落・転落」による労働災害や、熱中症等の防止を発注者・施工者に呼びかけた。
 工事現場巡視後の講評では、奥田支部長が、朝礼場におけるスポーツドリンクの日課的な提供や、現場内各所の『クールダウンスペース』の設置、大型扇風機・ミストの配置、作業員の空調服着用など、熱中症対策の充実・徹底を高く評価。竣工までの無事故・無災害を祈念した。

提供:滋賀産業新聞