秋田地域振興局農村整備課は、今年度から着工している高野三郡野地区の農地中間管理機構関連ほ場整備に関し、来年度に発注予定の区画整理実施設計(17.6ha)と、区域境界測量2件をそれぞれ8月6日に開札。また、13.3haの暗渠排水実施設計と、揚水機ポンプの製作(概算工事費1億3,000万円)も8月以降にそれぞれ公告する予定。このうち揚水機ポンプは全部で4台を新設するが、今回の製作台数については検討中。
同事業は、秋田市雄和と大仙市の郡境、介護施設「玉葉荘」の北側51.2haで区画整理工と暗渠排水工を行うほか、老朽化が進む高野揚水機、三郡野揚水機、三人共同揚水機を統合し、計4台の揚水機ポンプを新設するもの。総事業費は22億6,700万円、事業期間は11年度までを予定している。
6年度末に13.3haの区画整理工を発注し進めており、8年度以降の残整備は38.9ha。8月6日には、17.6haの区画整理実施設計と、区域境界測量(1.1ha、1.2ha)を開札する。今年8月下旬以降には、区画整理を進めている13.3haの暗渠排水実施設計を公告し、来年度以降に工事発注する予定。
揚水機ポンプは、淀川から揚水する箇所に2台と、揚水した水を途中でさらにポンプアップさせる2台の計4台を新設するため、8月以降に一部の製作を公告する。8年度は予算動向を見ながら残りの製作を発注するほか、予算次第で据付工事の発注についても検討する。なお、事業では区画整理区域外の高台にある揚水機ポンプも更新する予定で、ポンプの据付工事には延長210mの送水管も盛り込む予定。
提供:秋田建設工業新聞社