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　２０日に投開票された第２７回参院選の石川県選挙区（改選数１）は、自民現職の宮本周司氏が１９万４２７２票を獲得し、当選を果たした。
　県選挙区には新人４人を含め、５人が出馬。物価高や能登半島地震に対する失言など、政権与党への逆風の中、優位に戦いを進めた。選挙戦を振り返り、宮本氏は「県内１９市町をくま無く回り、能登では通常の選挙活動ではなく、被災者に寄り添った。被災地はもちろん、県内各地の課題について希望、要望を確認できた」と述べ、震災復興については、「国と県、市町が連携し、最適な支援を届けていきたい」と語った。
　宮本氏は１９７１年生まれ、能美市出身。東京経済大経済学部卒。２０１３年と１９年に参院選通常選挙（全国比例代表）、２２年同補欠選挙（県選挙区）で当選。経産大臣政務官、財務大臣政務官、参院財政金融委員長などを務め、今回、４選を果たした。