20日に投開票が行われた第27回参議院議員選挙において、富山選挙区では、国民民主党新人の庭田幸恵氏(57)が19万8300票を獲得し、初当選した。19万333票だった自民党現職の堂故茂氏(72)を破り、県内では初の女性国会議員が誕生した。
参政党新人の田保智世氏(59)、日本共産党新人の坂本洋史氏(54)、政治団体「NHK党」新人の佐藤明氏(50)も及ばなかった。
庭田氏は主な政策として、子育て・教育の充実や高齢者・介護・認知症対策、経済政策で手取りアップと賃上げ促進などを訴えた。投票率は58・12%で、2022年の前回選51・37%を6・75ポイント上回った。
にわた・ゆきえ 上市町出身。富山大学経済学部卒。日本航空の客室乗務員、富山テレビ放送のアナウンサーを経て、06年に人材育成事業、観光インバウンドサービスを手掛けるプラチナコンシェルジュを設立、代表取締役社長を務める。