滋賀県長浜土木事務所木之本支所が管内の長浜市西浅井町八田部地先において、本渓流・支渓流の2渓流に1基ずつ、計2基の砂防堰堤設置を計画する八田部通常砂防事業は、現在進めている用地手続きが順調に行けば25年度後半にも、優先度が高いと判断した本渓流分の透過型を採用予定の1基目堰堤の設置および工事用道路の整備工事を発注・着工し、約3ヵ年の施工を経て27年度にも完了後、予算措置等が順調にいけば引続き27年度にも2基目となる支渓流分の不透過型となる見通しの堰堤1基の設置工事を発注・施工し2〜3ヵ年後の28〜29年度をメドに完了させたい考えだ。
長浜市西浅井町八田部地先の本渓流・支渓流の2ヵ所の渓流に各1基、計2基設置する砂防堰堤の詳細設計は設置箇所ごとに22〜23年度に支渓流分、22〜24年度に本渓流分をそれぞれ委託し完了。本渓流分は石居設計(彦根市)に砂防堰堤1基・渓流保全工1ヵ所・道路一式、一般構造物1ヵ所の詳細設計を委託し完了。支渓流分はパシフィックコンサルタンツ滋賀事務所(大津市)で砂防堰堤1基の詳細設計と、近接トンネル影響解析一式を実施した。
用地測量業務は23年度アルファコンサルティング(長浜市)で完了。地形測量業務は21年度日建技術コンサルタント(滋賀事務所・大津市)で完了。
19年度は中央コンサルタンツ滋賀事務所(大津市)で、八田部地先を流れる本渓流・支渓流の2本の渓流が「八田部峡谷」で1本の渓流に合流する手前の地点に、それぞれの渓流に各1基、計2ヵ所の砂防堰堤を設置するにあたっての予備設計を行った。流木状況などから本渓流の1基は透過型、支渓流のもう1基は不透過型の仕様とし、進入路も整備を計画。整備順は優先度から判断した本渓流の透過型堰堤1基を先行する意向。
提供:滋賀産業新聞