雄勝地域振興局建設部は、国道398号で進めている稲庭バイパスの第1期整備(湯沢市皆瀬〜稲庭町、L4,530m)に関し、事業区間の皆瀬川に架設する(仮称)皆瀬川橋(L142.6m)の上部工を公告した。本課からの発注で、予定価格は5億4,177万円。参加要件は鋼構造物A級3者で構成する特定建設工事JV(詳細は発注情報欄掲載)。下部工は終えており、今回の工事で橋梁は完成する。
現道は狭隘で家屋が連なり、カーブが多く視距不良となっている。安全性・利便性向上のため、湯沢市役所皆瀬庁舎や新菅生橋付近(湯沢市皆瀬)を起点とし、バイパスの築造や現道拡幅を行う。
起点から稲庭町までの延長4,530mを第1期区間として、平成23年度に事業化。バイパス築造や現道拡幅を行うほか、区間内の皆瀬川に(仮称)皆瀬川橋(L142.6m、W9.7〜12.7m、3径間連続鋼箱桁橋)を架設する。事業区間のうち延長2,180mは供用済みで、現在は延長2,350m区間の整備を進めている。(仮称)皆瀬川橋は下部工を施工済み。
今年度は道路改良として、拡幅部の盛土・下層路盤工1,312.4mを2件(L638.7m、L673.7m)に分け発注済み。拡幅部の延長約375mで行う路体造成も今月中に公告する予定(概算工事費9,500万円)。
なお、第1期区間の終点から北側の延長5,470mで行う第2期区間は、将来的に整備する予定。概略設計は実施済みで、詳細設計などの着手時期は今後、検討する。
提供/秋田建設工業新聞