徳島県は、海陽町にある県有種苗生産施設の海水取水施設(揚水ポンプ)を更新するため、実施設計をチェリーコンサルタント徳島営業所(徳島市)に委託した。履行期間は2026年1月27日まで。施設は種苗の生産・育成を行う建物で使用する海水を供給する。工事発注時期は今後、検討する。
実施設計の中で揚水能力、仕様、ポンプ出力、機械や配管の配置を求める。沖合の海底から取水し、施設内の水槽に送水して使う。現施設は1980年に完成、老朽化が進んでいることから更新する。
同所の敷地内にはクルマエビ・アワビ・アユなどの種苗生産施設がある。取水した海水は、揚水ポンプで給水塔タンクまで送り、自然流下で給水している。現在、用排水ポンプは立軸が3台ある。
所在地は海陽町浅川字鍛冶屋47。施設は海の種苗生産施設・加島事業場(栽培漁業センター)として1980年に完成した。敷地内にある揚水施設以外の施設も全体的に老朽化しており、近い将来、対応を検討する。
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建通新聞社