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建通新聞社(神奈川)
2025/07/25

【神奈川】県 工事系委託の平均落札率は83・5%

神奈川県が2024年度に入札を行った工事系委託のコンサルタントに該当する24営業種目、973件の平均落札率は83・5%で、23年度の83・6%と比較して大きな変動はなかった(建通新聞社調べ)。営業種目別の落札率は全ての種目が80%台だった。落札金額と最低制限価格が同額となった委託が76%を占め、依然として厳しい競争が続いている。
 主な営業品目別では「建築設計」が83・6%、「設備設計」が87・3%、「測量」が83%、「地質調査」が86・1%。「河川砂防及び海岸・海洋」が82・6%、「鋼構造物及びコンクリート」が82・8%、「上下水道及び工業水道」が86・6%、「道路」が82・3%、「下水道」が85%だった。この他、土木関係建設コンサルタント24営業種目の全てを参加資格とする委託が82・3%だった。
 県が設定する最低制限価格率は建築設計と設備設計が81%、地質調査が85%、土木設計と測量調査が82%。このうち建築設計と設備設計は24年7月1日に当時の80%から1%引き上げている。最低制限価格と同額で落札した案件は建築設計が5割、設備設計が3割。一方、土木設計(コンサルに該当する20営業品目)は8割、測量や地質調査はいずれも8割を超えた。

提供:建通新聞社