近畿地方整備局九頭竜川ダム統合管理事務所(豊田陽介所長)は25日、「令和7年度国土交通行政関係功労者事務所長表彰式」を開き、優良工事等施工者のIHIインフラ建設関西支店と建設技術研究所大阪本社、優秀建設技術者の高田康史氏(建設技術研究所大阪本社)の栄誉をたたえた。
式ではまず、豊田所長が一人ずつに表彰状を手渡した。
続いて豊田所長は、IHIインフラ建設関西支店の『九頭竜ダム洪水吐ゲート設備修繕工事』について「ワイヤーロープの取替えにあたり、ダム湖の水位の上昇、また積雪の関係から工程を何度も見直してもらった」とした上で、「困難な施工条件にも関わらず、出来高、品質、出来栄えもよく、無事故で工事を完成していただいた」と称賛した。
また、建設技術研究所大阪本社の『真名川ダム小水力発電設備他検討設計業務』については「小水力発電設備の更新にあたり、施工条件や費用対効果を考慮し検討いただいた。また、運用管理の最適化や最適な発電計画、PPP・包括管理の検討も行っていただいた」とした。それに加えて「減勢工の補修設計においては、要因を分析した上で、損傷防止に寄与する設計やモニタリング計画を立案してもらい、円滑な業務に貢献いただいた」とし、感謝の気持ちを表した。