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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/07/28

【埼玉】新座市、西堀浄水場設備更新へ設計2件

 新座市は、西堀浄水場(本多1−9)設備更新に向けた2件の設計業務を本年度内にまとめる。更新対象となるのは「1号揚水ポンプと対応する制御盤、11号揚水ポンプの制御盤」および「ろ過機」。どちらも来年度の施工を見込んでいる。本年度はさらに、将来的な水道施設再配置に伴う西堀浄水場拡張の準備として用地測量業務も進める見通しだ。
 西堀浄水場は老朽化した設備の更新を順次進めており、本年度は「10号揚水ポンプと制御盤」の更新工事を発注済み。続けて来年度に1号揚水ポンプと制御盤の更新を行うため、本年度に設計を行う格好だ。
 1号揚水ポンプは口径300o×90kWの設備となっている。同ポンプと同時に、ポンプ本体の更新を終えている11号揚水ポンプの制御盤を更新する見通しだ。
 西堀浄水場では全12基の揚水ポンプを運用しているが、今回の設計・施工を終えれば現段階で必要とされている全揚水ポンプ更新が完了となる。
 また、ろ過機に関しても老朽化が生じており更新が必要。主な施工対象は▽ろ過機(口径3700o×3000H)▽ろ過機操作盤▽bPろ水機盤▽bQろ水機盤▽ろ過ポンプ版▽ろ過機に付随する配管など▽ろ過機コンクリート基礎▽ろ過流入弁(口径350o)▽ろ過直送弁(口径400o)――となっている。
 設計は、揚水ポンプと制御盤を新日本設計関東事務所(さいたま市、電話048−813−8234)、ろ過機の更新については日本水道設計社さいたま営業所(さいたま市、電話048−620−6666)が担当する。
 西堀浄水場は、市における今後の水道施設の在り方を示す「水道施設再配置基本計画」で再編を計画する施設に含まれている。一部浄水場を廃止することに伴って、西堀浄水場を基幹浄水場として機能再編する方針だ。
 老朽化した設備の更新とは別に、将来的には機能再編に関連した工事が必要となってくる。そのための準備として、本年度は西堀浄水場の敷地および周辺地の用地測量業務を東日本総合計画新座支店(新座市、電話048−482−1900)が実施する。
 計画によれば、西堀浄水場再整備はDBO手法を念頭に置き20年程度をかけて進めるイメージとなっている。まずは用地測量と取得を進め、基本設計と民間活力導入可能性調査を経て設計・施工に入る見通しだ。

提供:埼玉建設新聞