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鹿児島建設新聞
2025/07/28

【鹿児島】PPP/PFI導入優先検討/南部処理場は従来方式

 鹿児島市は、内閣府や総務省からの要請に基づき、PPP/PFI手法導入優先的検討方針を定めている。対象事業は建設、製造または改修を含む事業の総額を10億円以上に設定。南部処理場のほか、山下小と鴨池中の校舎建て替えの3事業は従来方式で進めることを決めた。

 南部処理場は、市民ニーズや事業目的、公共側の適切なコントロールの観点から民間事業者に任せることは適切ではないと判断。本市唯一直営体制の同処理場を民間事業者に任せると、水道局職員が現場業務に直接関わる機会が少なくなり、維持管理業務に係る技術水準が低下し、委託業務の適切な履行確認・評価が困難となる。

 施設整備は国の防災・安全交付金を活用するため「かごしま市の公共下水道(25〜29年度)」を策定した。その中で処理場改築を盛り込んでいる。

 校舎建て替え事業は、仮設校舎の配置を含めた敷地全体の基本計画の策定を24年度に実施済み。

 対象は、山下小が1号棟・普通教室棟(RC造3階建・保有面積1334u、1956年度築)。鴨池中は11号棟・普通教室棟(同2階建・保有面積1714u、55年度築)。2校とも従来方式とした理由は、コスト縮減が見込めないため。
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