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建通新聞社(神奈川)
2025/07/28

【神奈川】横浜市 年度内の工事契約目指す 東高島ポンプ場の築造

横浜市は、横浜駅周辺の治水対策として東高島ポンプ場の築造工事に着手する。土木工事の施工者を決めるため、WTO政府調達協定対象の一般競争入札を第3四半期に公告する予定。2025年度内の工事契約を目指す。整備中の「エキサイトよこはま龍宮橋雨水幹線」に接続する施設で、同幹線が完成する30年度の供用に向け整備を進める。
 東高島ポンプ場は幅30b×長さ50b×深さ70bの規模で、毎秒約5・5立方bの水を汲み上げて入江川第二派川に排水する施設。地階の躯体をニューマチックケーソン工法で築造する。
 建設地は神奈川区星野町5地内。
 詳細設計を日水コン横浜事務所(横浜市中区)が担当した。

 =9月にシールド発進=

 横浜駅周辺の治水安全度の向上に関しては、横浜駅周辺のまちづくり計画である「エキサイトよこはま22」に基づいて、30年に1度程度の降雨に対する浸水被害の軽減を図るための施設整備を行っている。
 龍宮橋雨水幹線(西区岡野2ノ9ノ1〜神奈川区星野町5地先)については20年度に立坑工事に着手しており、8月に構築が完了する予定。9月には、神奈川公園から岡野公園へのシールドマシンを発進する。
 施工は大成建設・大豊建設・中鉢建設JVが31年3月31日の納期で進めている。
 この他、浸水対策の一環として、龍宮橋雨水幹線に合流する周辺の枝線管渠も増強する。南幸・鶴屋町地区などの道路下にある総延長26`を対象とし、詳細設計などに順次着手している段階。幹線が完成する30年度を目指して工事に取り掛かりたい考えだ。


提供:建通新聞社