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　福島市と東日本旅客鉄道東北本部は、福島駅前地区の再開発における東西の連携強化に向け、新たな東西自由通路整備と駅前広場再構築について共同で調査検討を始める。両者が25日、協力に関する覚書を締結した。
　自由通路（約190ｍ）は1981年に供用開始。当初は国鉄社員の業務用通路として使用されていた。老朽化に加え、来訪者や市民からは場所の分かりづらさ、通路内の暗さ・圧迫感、使い勝手の悪さなどが指摘されており、駅前東西地区のにぎわいを創出する上での課題となっている。
　両者は2024年度、福島駅構内の在来線コンコースを約1カ月間無料で開放し、駅東西間を自由に通行できる社会実験を実施。市民らを対象に高架通行の有用性やニーズ、課題等を調査した。実験結果などを踏まえながら調査検討を進める。
（提供：福島建設工業新聞社）