トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2025/07/30

【滋賀】東近江市 八日市駅の東西連絡通路整備

 東近江市は、近江鉄道八日市駅の東西アクセス及び鉄道利用者の利便性向上を図るため、連絡通路としての八日市駅を横断する歩道橋(デッキ)の整備を計画している。2024年度(令和6年度)の基本構想策定に引き続き、今年度に予備設計へと進める。
 8月1日に開札する事後審査型一般競争入札で、担当事務所を決定し、今年度内を目途に予備設計をとりまとめ、次年度以降に実施設計等への進捗を目指す。
 業務内容は、八日市駅東西連絡通路建設予定箇所の周辺における測量業務(基準点測量、地形測量、路線測量)と設計業務。
 設計業務の内容は、近江鉄道八日市駅を跨ぐ歩道橋(幅員2・5b)で、▽駅周辺景観との調和に配慮した景観デザイン、▽エレベーター設置を前提としたバリアフリー対応、▽駅西側では近江鉄道が計画している土地整備計画との整合と将来的に延命公園へのアクセス計画にも配慮、▽駅東側では既存(予備校とマンション)との間に設置し、将来計画として駅ホームへのアクセスが出来る構造とすること―を上げている。
 昨年度に公募型プロポーザルで選んだ中央復建コンサルタンツ鰍ニ潟Cー・エー・ユー設計共同企業体に委託した「近江鉄道八日市駅東西連絡通路基本構想策定業務」では、@計画通行量の推計(近江鉄道線西側から八日市駅を利用している利用者数を調査し、当事業実施に伴う計画通行量の推計。また、延命公園の再整備及び八日市駅西側土地の開発による通行量の増加についても参考数値として推計)、A構造形式及び技術的可能性の比較検討(地上又は地下通路、新設又は既設跨線橋の改良、踏切の新設など想定される構造形式及び設置に必要な敷地面積の算出、駅部と併せて整備する場合は非接触型ICカードによる乗車券システムの導入も含めた検討など技術的可能性の検討)、B西側整備計画案の策定(東西連絡通路設置に伴う八日市駅西側の市道までの通路、延命公園までのアクセス及び一般車両の簡易的な乗降場案)―などを実施した。

提供:滋賀産業新聞