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秋田建設工業新聞社
2025/07/29

【秋田】国道105号・大覚野峠地区防災の設計を委託/2号TNは中央復建コン、3号橋・4号橋は復建技術コンに

 東北地方整備局能代河川国道事務所は、推進中の国道105号・大覚野峠地区防災事業(バイパス化L5,700m)について、2号トンネルの詳細設計を中央復建コンサルタンツ、3号橋・4号橋の詳細設計を復建技術コンサルタントに委託した。いずれも8年2月27日までにまとめる。2号トンネルは延長2,819m、3号橋は32m、4号橋は18mを想定しているが、設計で詳細を詰める。橋梁の設計では、関連する仮設構造物と補強土壁についてもまとめる。

 事業は、災害に強いネットワーク確保を目的に、仙北市西木町上桧木内(起点)〜北秋田市阿仁比立内(終点)までの延長5,700mをバイパス化するもの。国道105号は県南部と北部を結び、物流・観光における重要路線だが、大覚野峠地区の14,300mは全体の9割において幅員が狭小なうえ、急カーブが6割、急勾配が5割と道路線形が悪く、大型車のすれ違いや降雪時の通行に支障をきたしている。防災事業として推進する5,700mは、険しい地形により半径30mのヘアピンカーブがあるなど、特に厳しい道路状況となっている。

 延長5,700mの区間には、トンネル4本(起点側から1号、2号、3号、4号)や橋梁4橋(起点側から1号、2号、3号、4号)を設ける方針。1号橋は橋長が短い(4年度計画時L15m)ことから、ボックスカルバートによる施工も検討している。

 2号トンネルは仙北市西木町上桧木内〜北秋田市阿仁戸鳥内に整備。地質調査は奥山ボーリング・川崎地質設計共同体が担当した。同トンネルの終点側(北秋田市阿仁戸鳥内〜阿仁比立内)に3号橋、3号トンネル、4号橋、4号トンネルを整備する。

 設計はこのほか、1号トンネル〜現道までの接続部と、1号トンネル〜2号トンネルまでの接続部を対象とした道路詳細設計を、中央コンサルタンツが10月10日の履行期限で推進中。

提供:秋田建設工業新聞社